冬のにおい。

もう2,3年は一緒のコンバースのスニーカーを履いて、田舎道を歩く。

すっかり慣れて、ちょっぴり飽きかけの景色。

何か変わっていることと言えば、赤い屋根のお家のワンちゃんがおじいちゃんになってた。


時が流れるのは早いもので、ずっとずっと後の事だと思ってたのに、

あと3年で大人になってしまうんだなぁなんて、なんとも言えないもどかしい気持ちを抱きしめている。


『ねぇ、私はちゃんと大人になれてる?』

って心の中で誰かが言う。

『わかんないな……。』

マフラーに顔をうずめて、つぶやいた。


大人って何なんだろうね。さっぱりわかんないや。

私は、何も知らない。

どっかの曲で、「大人の女は泣かないものよ」ってあったけど

キレイなお姉さんは、泣かないのかな?

あそこのスーツがカッコいいお姉さんも、優しい笑顔のお母さんも、

大人になれば、泣かないものなのかな?


私には、きっと無理。

20歳になったとしても、私は大人になりきれないんじゃないかな。



そんなこと考えてほっつき歩いていると

冷たい空気が容赦なくほっぺたに攻撃してきた。


あれ、もうこんなに寒くなってきたっけ?

ぐ~っと伸びをして、思い切り息を吸い込む。

冷たくて、キリッとしていて、痛いけど清々しいにおいがする。


あぁ、もう冬ですね。

こんなに時がたつのは、早かったっけかな?


0コメント

  • 1000 / 1000

Chiharu.shv

自称エニートなJK。時に普通の女の子。時にモノ書きさん。
夢の世界に閉じこもりたい()なんて言いながら、生きづらい社会を何とか変えようともがく。ごく稀に『JKキラキラフラッシュ』をお見舞いする。
いつか『スーパー女の子キラキラときめきフラッシュ』をお見舞いできるようになりたい。